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にんじん農家さんの秘訣も畑の土作り

今回お邪魔したのは、私たちと同じ芝山町で農業を営むOGAWA Farmの小川さん。堆肥の使用感や今回のにんじんの収穫度合いなどお話を伺いました。

大手グループ企業で海外を飛び回っていた小川さんはご実家の畑を継ぐために会社を辞めて農業の世界へ。先祖代々の畑を受け継ぎ、初めた当初は長年使用してきた化学肥料や農薬による影響で土が硬く、土壌消毒(くん蒸)を辞めたため病気が頻発し、絶望的な状況だったのだとか。土壌病害によって二股に割れたり凹んで、多いときは廃棄になるにんじんがトラック一台分にもなるほど。この状況を改善するには土壌を変えなければならないと「堆肥」に注目したのだそう。

【甘くて子供でも食べやすい綾誉という品種】

小川さんに私が出会った頃、「つくば牡丹園」の園長である関さんが監修されている「サラブレッド美浦」を約2年入れて土壌改良に取り組まれていました。
美浦のトレーニングセンターの競走馬の糞を利用し、関さんが考案した菌の割合や特別な作り方で製造している堆肥を入れたところ、土壌がふかふかな状態に変わり病気の割合も減ったそうです。そんな話を小川さんから伺い、どんな堆肥なのか私自身も非常に興味があったので平山堆肥でも関さんの堆肥をOEMさせていただくことになったのです。

今年の夏7月初旬に堆肥を作り始め、約1ヵ月後の8月中旬に小川さんの畑に入れました。
…驚く方もいらっしゃるかと思います!堆肥を作り始めて約1ヵ月で畑に入れるってどんな堆肥か?心配になる方もいて当然です。藁を原料とした馬糞に様々な副資材(発酵促進材)を入れ、菌を投入。一気に温度を上げることができるので1ヵ月後には匂いも落ち着き畑に入れても問題ない状態になるのです。
私達も初めての作り方なので大変勉強になりましたし、8月に堆肥を入れた場所へ実際に伺い、とても立派なにんじんが収穫できたことを実感できたのでとても安心しました。

【改善前の異形にんじん】
【土壌団粒化が進み抜くのが簡単に】

一台分廃棄していたにんじんがコンテナ1個分まで減り、感覚的には90%改善されたといっても過言ではないくらいだと仰られていました。
私たちにとって、しっかり結果が出て農家さんが喜んでくれることが一番大事なことなので、嬉しいです!
「つくば牡丹園」関さんの堆肥に関しては、また改めて詳細を公表できるようになりましたらWEBでもPRさせていただきます。「知る人ぞ知る堆肥」なので口コミ等で聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。気になられている方はぜひお問合せ下さい。茨城の筑波まで取りに行かなくても私たちが千葉で作らせていただいております。

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