千葉県市原市にある「市原ぞうの国」さんの公認で作らせてもらった堆肥です。
本来ならば動物園で暮らすぞうさん達の排せつ物は、廃棄物として処理されたり、ご近所の農家さんが堆肥として利用するだけだった物を平山堆肥にも分けてもらいしっかり製品として販売することで、沢山の方に廃棄物の循環を体験していただくことを可能にした商品だと考えています。
ぞうさん堆肥ってどんな堆肥なの?
まず、堆肥を作る過程では糞や廃棄物を発酵させて温度を上げることが重要になります。
動物園の動物達は元気に成長してくれることが一番なので、人間と同じように体調が悪い時にはお薬を飲みますよね。お薬を飲んでいたりするとぞうさん達の糞だけでは発酵の温度があまり上がりません。なぜかというと、お薬の中には抗生物質が少なからず入っているので発酵に必要な菌を殺してしまうことが原因だと言われています。
ぞうさん達の糞だけでは雑草などの種や悪い菌が死滅する温度に達しない為、他にもエネルギーを足さなければいけませんでした。コーヒー粕や茶粕、きのこの廃菌床。何を混ぜるか検討した結果、きのこの廃菌床とぞうさん達の糞を混ぜることで一番温度が上がることがわかりました。
廃菌床を混ぜることによって温度も63℃をキープすることが可能になり、馬糞や牛フンに比べると肥料成分は少ないですが、窒素、リン、カリの成分が高すぎず均等になりました。初めて家庭菜園をする方にも使いやすい堆肥です。
窒素全量1.32%/りん酸全量1.17%/加里全量1.28%/炭素窒素比11.1%
今回ぞうさんの糞とコラボさせた廃棄物は千葉県香取市「芳源マッシュルーム」さんの廃菌床を使用しています。こちらの廃菌床は馬糞、藁、ピートモス、石膏で出来ています。土壌改良に適した原料なので、香取のブドウ園さんや地元の農家さんはこの廃菌床だけで堆肥にしたものを入れていたり、馬糞と廃菌床を混ぜた物を愛用しているそうです。
↑身体が大きな分、うんちも大きい!
このプロジェクトの目的
千葉県内で排出された廃棄物で製造した堆肥の存在を沢山の方に知っていただく為、ご家庭のベランダやお庭での家庭菜園で、お子様と一緒でも活用していただきやすいようにこの商品を開発しました。
この堆肥を購入していただくと、売上の10%が「市原ぞうの国」さんに寄付されます。それだけではなく更に、購入していただいた皆さまにも!市原ぞうの国への入園料が割引されるプロジェクトとなります。
コロナ過で入園客が減ってしまったり、この猛暑の中で頑張ってくれている動物達の力に少しでもなればいいなと思います。
『ぞうさんのうんちが堆肥になり、ベランダで作物が育ち、うんちの主に会いに行く』
彼らの糞が私たち人間の暮らしに欠かせない作物を育ててくれるということを親子で体験してもらえたら、日本の農業を考えるきっかけになるのではないかと思います。
コロナがようやく落ち着き、旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。千葉で元気に暮らすぞうさん達(うんちの主)に、ぜひ会いに行って見てください!
かわいらしい姿にきっと元気をもらえますよ!
8/5より発売開始となります。
インスタグラムにてキャンペーンも行いますのでぜひご覧ください!